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『El eco de Esperanza』

2023/04/12

尊敬してやまないフラメンコ研究家、濵田吾愛さんにお声かけいただき、
4月7日、『El eco de Esperanza』に出演致しました。

吾愛さんの師匠であり、名ギタリストであるエンリケ坂井さんが、
誰よりも深いカンテの知識を持ち、ご自分でも歌われることは皆さんよくご存知のこと。
そしてもう1人のギタリスト、フェルミン・ケロルさんも歌ったら相当上手い!
吾愛さんのイメージした、アフィシオンが詰まったライブ。
そこには皆が歌う姿があったのだと思います。
だって、フラメンコの始まりは歌ですから。

私が27歳の時に門を叩いたのは、佐藤佑子先生とエンリケ坂井先生のスタジオカスコーロ。
そこにはいつもエンリケ先生の歌があり、ギターがありました。
当時それは、とても珍しいことだったのですが、
その時の私は、そんなことも知らず、当たり前のように聞いていました。
なんという贅沢。
歌があるから踊る、ギターと共に踊る。
その感覚を初めから持つことが出来たことに、感謝しかありません。

プロのカンタオール、ディエゴ・ゴメスの堂々たるカンテ。
2人のギタリストは、カンテ伴奏をし、ソロギターを弾き、そして、歌う。
踊り手の私も大好きな労働歌をほんの一節。
吾愛さんのカンテと、詩の朗読。
最後は全員で私のアレグリアスを支えてくれました。
フィン・デ・フィエスタには、踊り手数名が舞台に上がり、
なんとまあ、フラメンコへの愛に満ちた時間だったことか。

このライブに出演させていただき感謝。
そして小雨降る中、ご来場下さったお客様、ありがとうございました。

出演
Diego Gomez : カンテ
エンリケ坂井 : ギター、カンテ
Fermin Querol : ギター、カンテ
濵田吾愛 : カンテ、朗読
大沼由紀 : バイレ
三枝雄輔 : パルマ

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